生徒さん達にピアノとの関わり・レッスンの感想・ 今後の抱負など思う事を書いてもらいました。
それぞれ進度も環境も違いますが、熱心にピアノと向き合っています。

右写真はレッスン中のIさん。カバレフスキーのソナタを演奏中。

Sさん 小学生

音楽性・集中力のあるSさんには、ロシアの児童音楽学校用
テキストを使用しています。このテキストにもすっかり慣れ、
現在は子ども対象の国際コンクールに向けて練習中です。



本人から

日本であまり聴いたことの無い珍しいメロディーや
リズムの曲を弾いたり、連弾したりするのがとても楽しいです!
先生に聞いたロシアのお話をイメージしながら曲を弾いていると、
とてもワクワクします。
私もいつか、先生の様にロシアでピアノを弾きたいです。


お母様から

教本や曲の研究にとてもご熱心で、ご自身が経験された
ロシアの教育を元にレッスンをして頂いています。
なかなか日本では目にすることの無いロシアの教本を
使用してのレッスンは本当に色々と学ぶ事が多く、
小さな頃に日々取組む曲の質や種類はとても重要だと
感じました。

レッスンでは曲の分析やイメージから必要なタッチまで
丁寧に指導して頂き、毎回最後に取り組む連弾では
アンサンブルの楽しさ、呼吸を合わせて相手の音を聴く
大切さを経験させて頂いております。
先生のお陰でロシアがとても身近に感じられる様になり、
音楽を通して世界が広がり、心より感謝しております。

Iさん 20代

以前受けた専門教育のお陰で基礎力があり、譜読みの早い
Iさん。より良い演奏をするためには他にも必要な事が沢山
あることに気付き、ピアノへの意識も変わってきました。



ピアノを始めて20年以上になりますが、最近弾いていて
特に面白いなと思うのは、毎日の練習やレッスンを通じて
新しい発見や気づきとの出会いがあることです。

それは、例えば微妙なタッチの違いや腕や手首の動かし方に
よって無限に変化する音色だったり、音だけではなく拍子や
リズム、休符へのちょっとした心がけひとつで変わってくる
曲全体の雰囲気であったり、また、ピアノを弾いていない時に、
楽譜を眺めてみただけでも様々な発見があり、ピアノの
奥深さを感じます。

ほんの数年前までは、「いかに指が速く正確に廻るか」「難しい
派手な曲を弾きたい」などということばかり考えていましたが、
レッスンを始めてたくさんのことを学ぶにつれ、音楽のより深い
ところまで踏み込むことが出来るようになり、ピアノがますます
好きになりました。

現在はバッハやショパンなど有名で古典的な曲に加えて、
これまであまり馴染みのなかったロシアの作曲家の作品を
勉強しています。ラフマニノフ、プロコフィエフ、スクリャービン、
ショスタコーヴィチなど、ロシア独特の、雄大で力強さのあふれる
魅力的な曲が多く、いつも楽しく弾いています。

今後の目標としては、もっと多彩な音色を研究し、自分が表現
したいものを聴き手にも伝えることのできる演奏をすることです。

Nさん 30代

以前からお好きだったショパンなどのロマン派に加えて、
弾いた事のなかった作曲家の曲や2台ピアノにも積極的なNさん。
最近ピアノ講師を始められ、そちらの曲の勉強も加わりました。



子供の頃は遊び感覚でしたが、大学でピアノを専攻して
その奥深さを知りました。近年は定期レッスンを受ける機会に
恵まれず、独学の限界を感じていました。HPで舟山太郎先生を
知り、音楽に対する真摯な姿勢やロシア留学のご経験を
活かしたレッスンの方針に感銘を受け受講を願い出ました。
最近、自宅でピアノ教室を始め指導する立場にもなりました。

練習曲は複数の作曲家の作品が1冊にまとめられたロシアの
教材で勉強しています。叙情的なメロディーを伴う曲も多く、
指先の訓練だけでなくフレーズのまとめ方や音色・ペダリング
といった演奏する上で重要な要素を多角的に学べるのが良いです。

自由曲のバッハ「インヴェンションとシンフォニア」や
モーツァルト、ベートーヴェンのソナタなどでは深い楽曲分析に
基づく確かな解説を先生が下さるので“勘と雰囲気任せの演奏”
から脱却する多くのヒントが得られると思います。実はこれらの曲、
子どもの頃にも習いましたが、改めて先生に見ていただくと
何も考えずに演奏していたことを恥ずかしく思う反面、
新しく学び直す楽しさがあります。

また、主にロマン派以降の曲では指先だけでなく肘や腕、
呼吸法といった良い演奏に有効な身体全体の使い方を
先生が実際に弾いてご教示下さいます。ピアニストの先生
ならではのこうしたレッスンは私にとって大変貴重なものです。

今後は、魅力ある演奏のための努力を続けて自身のピアノ
指導力も高めたいです(言いっぱなしではなく実際に手本を
示せる指導者でありたい)。そして、憧れのピアノ協奏曲にも
いつか挑戦できたらいいと思います。

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